小学校受験の模擬テストを体験した方が最初にぶつかる壁が絵画工作です。
なぜかと言うと少し練習しただけでは点数が取れない分野だからです
例えば、お料理を始めたばかりの方が、いきなり料理コンテストに出場しても、最初から思い通りの仕上がりにするのはなかなか難しいものです。
包丁の持ち方や火加減など、基本の動作は練習を重ねてこそ少しずつ安定していきます。
子どもにとって模擬試験の絵画工作も同じで、経験が少ない段階ではうまくいかないのが当然なのです。
なぜこの時期の模擬試験が難しめになっているのか理由を解説いたします

第1章|なぜこの時期の模擬テストは“難しく作られている”のか
小学校受験の模擬テストを受けたあと、「絵画工作の点数が思ったより低かった」と落ち込まれるご家庭は少なくありません。
特に1月〜4月頃の模試では、「うちの子は向いていないのではないか」「今からでは間に合わないのでは」と不安を感じる保護者様も多い時期です。
しかし、実はこの時期の模試の絵画工作課題は、やや難易度が高めに設定されていることがあります。なぜなら、まだ本格的に対策を始めていないご家庭が多い中で、「このままではいけない」という危機感を持っていただくための設計がなされているケースがあるからです。
私自身が以前在籍していた塾でも、この時期の模試をきっかけに「絵画工作クラスを受講しなければ」という流れを作り、絵画工作の特別クラスの受講をお勧めしていました。
つまり、ここでの点数は「合否の予測」ではなく、「スタートラインの可視化」とも言えるのです。
この段階での評価は、お子様の本来の能力というよりも、「これまでにどれだけ道具を扱ってきたか」「制作経験があるかどうか」といった“経験値”に大きく左右されます。
したがって、点数が低かったとしても、それは才能や理解力の問題ではなく、単にスタート時期の違いであることがほとんどです。
第2章|絵画工作は“練習量が結果に直結する”分野です
ペーパー問題と異なり、絵画工作は一朝一夕で身につくものではありません。
ハサミの使い方、のりの適量、折る・ちぎる・貼るといった基本動作一つひとつが、すべて評価対象となります。
これらは頭で理解するだけではなく、実際に手を動かして経験することで初めて習得されていきます。
たとえば、「動物に見えるように切る」という課題一つをとっても、紙を丸く切る経験が少ないお子様にとっては、そもそも“形を意識して切る”という発想自体が初めての場合もあります。
一方で、半年以上トレーニングを積んできたお子様は、形のバランスや配置まで考えながら制作することが可能になります。
つまり、この分野においては「できる・できない」は能力差ではなく、単純に“練習時間の差”です。
2ヶ月前に始めたお子様と、10ヶ月前から取り組んできたお子様が同じ評価軸で採点されるのですから、差が出るのは当然と言えるでしょう。
だからこそ、この時期の点数に一喜一憂する必要はありません。
むしろ、「これからどれだけ伸びる余地があるか」を知るための大切な材料として受け止めていただきたいのです。
第3章|本当に気にすべきなのは“6月以降”の変化です
では、絵画工作の模試結果はいつから気にするべきなのでしょうか。
「こどもそうぞう絵画はっち」では、6月以降の点数推移を一つの目安としてお伝えしています。
なぜなら、この頃には多くのご家庭が本格的な対策を開始し、基本的な制作スキルの習得が進んでいる時期だからです。
ハサミの持ち方やのりの使い方、指示の聞き取り方など、基礎的な部分が安定してくると、課題の意図を理解しながら制作に取り組めるようになります。
6月を過ぎても「指示を聞き逃す」「時間内に完成しない」「テーマから外れた制作になる」といった状態が続く場合は、取り組み方や復習方法を見直す必要が出てくるかもしれません。
この段階での点数は、日々の練習内容がどれだけ定着しているかを反映しやすくなるためです。
逆に言えば、ここで安定した評価が得られていれば、秋に向けて大きく崩れる心配は少なくなります。
大切なのは、春の結果ではなく、夏以降に“できることが増えているかどうか”なのです。
第4章|大切にして欲しいのは「復習の質」
絵画工作の力を伸ばすうえで欠かせないのが、「やったことをできるようにしておく」復習のプロセスです。
ただ作品を作って終わりにするのではなく、どの工程でつまずいたのか、どの部分が評価されたのかを振り返ることが重要です。
はっちでは、授業内で取り組んだ制作内容について、ご家庭でも再現できるよう授業後に簡単に解説をしています。これにより、お子様は同じテーマに対して再度チャレンジすることができ、手の動かし方や考え方を自分の中に定着させていきます。
たとえば、海の中の制作で学んだ「イソギンチャクの作り方」は、色や形を変えることでブロッコリーやカーネーションといった別のモチーフにも応用可能です。
このように、ひとつの制作経験が複数の課題に活かせるようになると、模試本番でも柔軟に対応できる力が育まれていきます。
“作れる”ではなく、“応用できる”状態を目指すこと。それが、安定した評価につながる近道です。
第5章|点数よりも「出来るようになったこと」に目を向けて
模擬テストの結果を見ると、どうしても数字に意識が向いてしまいます。
しかし、小学校受験における絵画工作は、偏差値では測れない成長の積み重ねによって力が伸びていく分野です。
昨日できなかったことが、今日は少しできるようになった。
ハサミの動きがスムーズになった。指示を最後まで聞けるようになった。
そうした小さな変化こそが、本番での自信につながっていきます。
スタートが遅かったとしても、適切な指導と復習を重ねていけば、夏以降に大きく伸びるお子様は少なくありません。
大切なのは、今の点数に一喜一憂されるではなく「これから何を積み重ねていくか」に目を向けることです。
はっちでは、一人ひとりの進度に合わせながら、確実に“できること”を増やしていく指導を行っています。
春の模試の結果に不安を感じている方こそ、ぜひ日々の復習を大切にしながら、お子様の成長を見守っていただければと思います。
まとめ
慌ててこの時期に授業だけをどんどんとってしまい
ゆっくり過ごす時間もない
遊ぶ時間もない、寝る時間も減らして・・
これでは本末転倒です。
大勢で受ける授業も大事ですがメリハリをつけて
遊ぶ時間も確保した日常生活を送って下さい
この時期の試験は気にする事はありません
試験にも慣れてきた頃、必ずしっかりとした結果を出せるよう
お話をよく聞いて、指示のまま表現できる力をつけましょう
はっちの教室はいつでもご相談に乗っていますので気になることがあればお電話ください



