小学校受験において大切なことは、ペーパーだけが出来るようになったり、大人が描いたように絵が上手くなることでなく、小学生になってから必要な大切な力を学ばせること、とお世話になった個人塾の先生から教わりました。
うちの子供は人と比べられるのが苦手であったため、大手教室で学ばせず、個人の教室に週に一度、体操教室に週に一度、他は家庭学習で受験をしました。
不安は伴いましたが結果的には大手に行かないで良かったなと思っています。
この記事では、なぜそう思うのかや個人教室のメリットについて書いていきたいと思います。
個人教室の気楽さ
我が家が個人教室を選んだ1番の理由は子供が他の子との差をみなくて済むということでした。
通っていた個人教室は2名というクラスで、一人の先生に毎週やるべきことを個別に指導して
いただくスタイルでした。
息子も娘も夫に似たのんびりタイプで我が道を行くタイプでしたので、そのスタイルのおかげで親子ともに心乱れず穏やかに受験生活を送ることが出来ました。
よく聞く話ですが、マイペースな子が大手に通ってしまうと、周りのスピードに合わせないことで授業を妨げたり、作るものやることの世界観が独特なため先生から叱られたりすることで、周りと同じことができない人という劣等感を感じてしまうことがよくあります。
うちの子もきっとそうなっていた気がします、、、
その点、個人の先生は周りと進捗を合わせる必要がないので、全てを受け止め
「ありのままでいいよ」と常に仰ってくれる方でしたので、気持ちのアップダウンなく
受験を迎えることができました。
ただ受験に関する情報のソースが一つしかないのは危険だと感じ、あちこちの模擬試験を受けたり、復習にかける時間を大切に家庭学習に取り組むことを意識いたしました。
塾を一つに絞る方が補習にお金をかけられた
塾を一つに絞るメリットとして受験期にかさむ授業料が結果的に少なく済むことも挙げられます。
大手塾に行っている方は塾を掛け持ちしたり、学校別や分野別でたくさんのコマの授業を追加で取らないといけなかったりなど、試験が近づくにつれてかかる費用も指数的に増えていくとよく聞きます。
あちこちに送迎するだけで困憊状態になってしまい、冷静な判断ができなくなってしまうことは必ず悪い結果につながりますので注意が必要です。
通わせていた個人教室の場合は、足りないところや、やっておいた方がいいところを教えていただき、お家でできることは自分で、できないところは追加する形でなど判断はこちら側に委ねていただいていました。
必ずとは言えませんが、あくまでうちの場合はそのようなシステムのおかげで時間もお金も余裕ができたと思います。
家でするのは復習と体力作りとお手伝いのみ
「受験」といっても受けるのはまだ6.7歳の小さな子供です。
体力もまだなく睡眠時間もとても大切です。
家でするのは「遊び、復習、お手伝い」だけでいいと当時先生からよく言われていました。また、先生から道徳を学ばせることが重要。絵本で学ばせるといいですよと言われて、沢山の絵本を紹介していただきました。
どれも素晴らしい絵本で今も教室でよく生徒さんに読んで聞かせています。
絵本のいいところは、道徳を学べるだけでなく主人公になりきることで自発的にお手伝いなどを子供の方からやってくれるところにあります。
大人が読んでも学ぶことがたくさんありますので、ぜひ絵本を活用してみてください。
誰のための塾か?何のための小学校受験かを考える
のんびりさんで個人塾がいい子もいれば、大手塾で輝く子もいます。
そもそも何のための小学校受験なのかを考えて、塾や習い事含め保育園児や幼稚園児らしい生活をするにはどうしたらいいかを夫婦で考えました。
小学校に入り中学生や高校生大学生まで勉強はつきものです。
ここで大事なのが集中力と自立心です。
一人でも頑張れるか、できるまで集中する心をどう学ばせるかがこの時期大事になると思います。
例えば、飽きっぽい性格なら集中時間をまず短くする代わりに決めた時間は目一杯頑張らせる。そしてだんだん巣の時間を伸ばしていくことがおすすめです。
はっちでは、集中が短い子には多めの課題でテンポよく。
長い子では一つの課題を何通りも学べる課題にして授業をしています。
みんな一斉に同じように学ばせるのではなく、その子その子にあったオーダーメイドです。興味があればぜひ体験に来てください。