油絵やパステルを使って
絵が上手く描けるようになるテクニックを
学ぶアート教室と
受験絵画教室は一体何が違うのでしょうか?
アート教室は、子供たちが芸術を楽しむこと、
表現力を伸ばすこと、さらには基本的な美術の
技術を学ぶことを目的としています。
一方、小学校受験絵画教室は、具体的な入学試験に
合格することを目的としています。
それに伴い、評価基準に合った描画の技術や、
特定のテーマに基づいた絵を描く能力を養います。
受験絵画教室で学ぶのは
お話をよく聞いて順番通り
時間内に効率よく作業できるか
なぜそれを描いたのかしっかり理由が
言えるかということが重要です
絵画、彫刻、陶芸など、さまざまな芸術的
表現形式に触れさせてくれるアート教室。
大体は専門の先生(美大出身などの)が
絵の上達までの過程を知っていて
テクニックや技術を教えていきます
一方、小学校受験絵画教室では、
受験する学校の絵画試験の特性や評価基準を念頭に置いた
指導が行われます
こちらは 美大出身の先生が教えてくれなくても指導ができます
5・6歳児ができる範囲の内容を
時間内に出際よく作業させ、かつ
丁寧に間違えずに指示どうり試験を行わせます
慶應義塾幼稚舎や早稲田実業初等部が出す絵画工作の入試問題
慶應義塾幼稚舎や慶應義塾横浜初等部、
早稲田実業、農大稲花小学校はどんな工夫をしたのか
課題を聞いて、何かをテーマに
楽しみながら表現し、作ったものの
理由を伝える力が求められます。
早稲田実業では
風邪をひいたお母さんに届けたいものというテーマで
絵の試験が出されたり
お誕生日に渡すカードを作らせたり
慶應では南の島の神様が他の島の神様に
お手紙を出したい時に使いたいポストを
粘土で制作させました。
いらないものがゴミ箱に捨ててあって
それが音を立ててロボットになりました。
どんなロボットだと思いますか?という
問題も出たことがあります
学校側が入試でどういうところをみているのか?
学校側は絵のテクニックを見ているよりも
その子の表現力や想像力、機転や丁寧さを見ています
慶應幼稚舎や早稲田実業学校初等部では
絵を描いている時に質問されることもあります。
どの学校でも質問されることがあるので
何を描いているのですか?と聞かれた時に
目を見てしっかり受け答えられるのかも
重要です。
試験であなたが欲しいものと言われた時
みんなが役に立つものを優先に考えらるのか
自分だけが欲しいもの(ゲームなど)
を描いてしまうのかで変わってきます。
子供らしくゲームやカードでいいじゃないと思う
かもしれませんができる子は教えなくても
人の役に立つものを優先に考えられる子はいるのです
試験は15分程度です
一通り説明されてから作業に入ります
テスターはランダムに回ってきて
気になった子供に声をかけて質問をされます
ニコニコして元気にハキハキ答えられるといいですね
習い事のアート教室では小学校受験試験内容がカバーできないわけ
受験の時に大切なことは
時間内に
丁寧に
雑にならず
指示を間違えず
一際目立ち
質問に元気よく答え
模範的な作品を完成させなければなりません
絵が上手でなくてもいいとはいえ、
やはり絵が上手な子は目立って
優位になるでしょう。
だからといって大人のような
模範的な絵をお手本として配って
繰り返し真似ばかりさせて
上手に見せるようなテクニックは
強制的でアートの楽しみを奪ってしまいます
大切な幼稚園生活の中の習い事なのですから
毎週楽しく、家に飾って
家族の気持ちがHAPPYになるような作品作りも
していくと、家族はどうしてこれを
作ったのか質問したくなり、
一生懸命頑張ったところをお子様が
家族に伝えようとします。
これが
試験で発揮できる力が備わる
ということなのです
そのためには試験内容を講師が熟知し
授業を行うことが理想です
まとめ:大事なのは生徒との対話
大事なことは2時間の中の生徒との対話です
一人で頑張らせることはもちろんのこと
なぜそれを作ったのですかを聞いて
答えてもらっています。
ハキハキ答える練習を自然に取り入れ
演技をしているような
わざとらしい子供にならないように
授業の中で自然に質問をしています
丁寧に見えるように指導もそうですが
足をぶらぶらさせたり
肘をついたり
指を咥えたり
キョロキョロさせない儒教をします
アート教室では
肘をついていても叱られないし
キョロキョロも怒られません
道具を大切に扱えれば
よほどのことでは自由です
小学校受験の試験は5・6歳児にできそうな
制約をし、静かな試験会場で
やるべきことをこなさないと
合格しませんので
絵の具を使って自由に作品作りをさせてくれるところと
受験絵画教室がごっちゃになっている親御さんがいたとしたら
知っておいてくださるといいかと思います
それは体操教室も同じで
運動ができたからといって受験に合格できるわけで
ないということと似ています
体操も指示を出され一生懸命に
言われたことを表現するという内容ですので
受験体操教室というところを選ぶ方がいいでしょう
はっちは作れそうなものはなんでも作る力を育てます
作れそうなものは紙でなんでも作る力を養って
いるとどんな試験でも対応可能。
そのためのセロハンテープの使い方や
髪の丸め方なども授業で教えます
これはアート教室の領域ですが
試験内容だけ行っていたら 豊かな心は育ちません
自由な発想ができる子に育てることが
小学校も望むことであり
小学校受験でその光を消してしまうことがないように
気をつけて行きたいですね
関連ページ:【習い事】親同士のお付き合いが苦痛になったらすべきこと