絵画が小学校受験の考査に含まれる学校は多くありますが、絵というものはすぐには上手にならないので上達の進度に悩まれている方が多くいらっしゃいます。
苦手意識のある子が、なんでも描いてみてと言われて、手が止まってしまうのは当たり前です。
できない時こそ、一緒に描いてみようねという接し方が必要です。
子供にとって絵が嫌いになってしまうきっかけは、一人でやらされる単純作業です。
例えば、ただ写すだけ、まるを塗り続けるだけ、言われた通り形を描くだけは、子供にとって苦痛でしかありません。
大人の私の場合も、書道で最初に線を横に引いたり、まるを筆で引かされるのですが
これが全然面白くなくて、2ヶ月続いていたらやめていたかも知れません、、。
正解がわからないまま練習する時が一番しんどいのは、ゴルフやテニスやお料理と似ております。
コツがわかって工夫できるようになれば楽しいのですが、わからないまま練習だけさせられると100パーセント絵が嫌いになってしまいます。
それを防ぐためには、30分でもいいので誰かと一緒に楽しく描くことが重要になるのです
「ママ、アンパンマン描いて」と
言われた時の
「お母さんは絵が上手でないから描けない」
という返しは最悪です。
下手でもお子様のために、アンパンマンを描いてみてください。
お子様はどんなアンパンマンでも大喜びします。
逆に下手だから描けないと断ってしまうと、下手なら描いてはダメなんだという刷り込みになります。
絵でも歌でもなんでも、下手=ダメという刷り込みは子供の将来をつぶすきっかけになりえます。子供に絵をどうしても描きたくない、もしくは描けない事情がある場合ははっちの講師陣にご相談ください。
一日10分トレーニングは模写よりも「なぞる絵」がいい
苦手意識をとるために簡単にできることとして、1日10分色々なものをなぞり絵を
することがおすすめです。
右のものを強制して模写させるのではなく、上からトレッシングペーパーでなぞってみましょう。好きな絵本の絵でもいいですし、何もなければ、はっちではなぞる用の絵もご用意出来るので、ぜひご相談ください。
絵は目の前で描いてみせることが重要
こんな絵が描きたいとお子様にお願いされた時、図鑑やスマホの画像を出しておしまいにするのはあまりお勧めできません。
描きたいものの形だけ見せるのではなく、書き方まで教えてあげるように、ぜひ目の前で一度描いてあげてください。
はっちの授業では、描きたいものを大きく黒板に一度描いて教えています。それを子供が集中して見ることで、書き順や大きさの感覚がわかり絵の上達につながります。
まとめ
絵の上達には、苦手意識を植え付けないことが大切です。
子供は(大人もですが)単純作業の連続にストレスを強く感じます。解消するために10分でもいいので、一緒に絵を描いてコミュニケーションを取ってあげてください。
絵を教えることに不安がある方には、トレッシングペーパーで上からなぞらせることがお勧めです。お子様が上手に描けないところがあったら、目の前で描いてあげることで子供は楽しく絵を描いてくれます。
下手だから描かないということはせず、下手でも絵を描くことは楽しいということを教えてあげてください!